助け合いたいから考えた! 介護の現状と未来について

漫画紹介

最近ニュースになることも多い介護問題。

先送りにしがちな問題ですが、その時になってから準備しても対策が限られてきます。

いずれ直面する可能性が高い問題なので、
若いうちに一度じっくり考えてみるのもよいかと思います。

「助け合いたい~老後破綻の親、過労死ラインの子~」

という刺激的なタイトルの漫画ですが、内容もタイトルに劣らずでした。

今回はこの漫画を読んで調べた介護問題の現状と未来についてまとめてみたいと思います。

あらすじ

老老介護、実家が困窮、過労死寸前の夫…。大切な家族。大好きな家族。けれど、もしも経済的にも肉体的にも支えることができなくなったら……あなたは家族を捨てられますか?

どこにでもいるような普通の家族。

しかし、夫が倒れて要介護となってから家庭に歪が生じます。

老老介護で夫を支える妻。

予想以上に過酷な介護にどんどん体力を消耗していきます。

そんな両親を支えるため実家に戻ってきた息子。

働き盛りの息子が帰ってきて安心したのもつかの間。

実は息子は鬱で離職しており、まともに働ける状態ではありませんでした。

長女は家庭を守ろうとダブルワークに身を投じるものの

自身の家庭との両立に心を悩ませます。

そんな一家は生活保護の受給を視野に入れ始めますが、、、

というような内容の漫画でした。

ふつうに豊かな暮らしをしていても、何かのきっかけで介護が必要になったり、

それによって家庭に歪が生じたりします。

介護の現状

なかなかヘビーな内容ですが、皆様の周りにも介護問題に直面している人がいるかもしれません。

実際に厚生労働省の発表している介護の現状について見ていきたいと思います。

要介護の人数

要介護者認定者は622万人(2016年4月末)。

これは2000年4月が218万人だったのに対し2.9倍の人数になっています。

*介護保険事業状況報告

16年でほぼ3倍になっています。

少子高齢化が進む日本ならではの現象ですが、

高齢化の進行に伴い、要介護の人口も急激に増加しています。

健康寿命と平均寿命

健康寿命という言葉をご存知でしょうか?

平均寿命という言葉はよく使われるのでご存知の方も多いと思います。

平均寿命は男性:80.5歳、女性:86.3歳(平成26年)ですが、年々増加傾向です。

*厚生労働省「平成26年簡易生命表」

1980年代後半に生まれた人は平均年齢が100歳を超えるといわれています。

一方で健康寿命は、

健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間と定義されます。

健康寿命は男性:71.2歳、女性:74.2歳(平成26年)

*厚生労働省「健康日本21地方計画推進のために」

この平均寿命と健康寿命の差、

つまり男性だと約10年、女性だと約13年が要介護期間となります。

要介護の原因

次に介護の原因についてみていきたいと思います。

要介護者の原因のtop3は

1位:認知症

2位:脳卒中

3位:加齢による衰弱

*厚生労働省「平成28年介護の状況」

となっています。

他にも骨折や関節疾患などでも介護が必要なケースもあります。

とくに認知症では体は健康なので、

介護者に黙って外出して行方不明になる、

介護者に暴力をふるうといった問題が起こるケースもあります。

誰が介護者になっているか

1位:配偶者(25.2%)

2位:子(21.8%)

3位:事業者(13.0%)

*厚生労働省「平成28年介護の状況」

助け合いたいでも初めは妻が夫の介護をしており、

のちに娘が手伝っていました。

昔ながらの考えもあり、介護は家族が行うパターンが圧倒的に高いです。

次に多かったのが「子の配偶者」でした。

これは例えば男性だったら、

自分の両親の介護を奥さんにしてもらうということになります。

10%近くがこのパターンになっています。

同居の介護者の年齢は60歳以降が7割ほどになっており

高齢の状態で過酷な介護を強いられる現状となっています。

介護離職の現状

介護者は557万人でそのうち291万人は働きながら介護をしています。

介護離職者は平成23年10月から24年9月の1年で約10万人となっています。

*https://www.irs.jp/article/?p=524https://www.irs.jp/article/?p=524

離職して介護に専念した人も、慣れない介護に苦労して、

経済的にも精神的にも負担が増加します。

さらに介護後の再就職という点でも問題を抱えています。

離職後に復帰しても、離職前よりも待遇が悪くなる可能性があります。

 

私も社会人になってすぐのころは、

このような介護は特殊な例でまだまだ私には関係がないと思っていました。

しかし、前職の上司が両親の介護のため、

金曜日の終業後に東北の実家に帰っているのを知り愕然としました。

私も親元から離れて働いていたため、とても他人事だとは思えませんでした、、、

介護施設の活用について

介護と聞いて多くの人が思い浮かべるのは

介護士施設への入居だと思います。

お金はかかりますが介護施設を使用できると、

介護者の負担や離職のリスクを軽減することが出来ます。

ここでは介護施設の活用について見ていきたいと思います。

この章では藤田孝典さんの「続・下流老人」という本を参考にしています。

介護施設の種類と価格

2000年に社会福祉法が改正され、介護の分野への民間事業者の参入が可能となりました。

そのため、介護施設には民間事業者が経営する「有料老人ホーム」と

公的な介護施設である「特別養護老人ホーム」、「軽費老人ホーム(ケアハウス)」に分類できます。

有料老人ホーム

介護付きの場合は平均月額27万、(東京都は37万)

仮に70歳から85歳の15年を過ごすとすると、5000万近くの貯蓄が必要となります。

特別養護老人ホーム

有料老人ホームに比べて安価だが、それでも月に11~15万ほどの費用がかかる。

仮に15年間過ごすとすると3000万近くの貯蓄が必要になる。

軽費老人ホーム

場用に対して施設数が少なく、すぐに入居できない可能性が高い。

また、自立した生活が可能な居住者を募集しているため、

病気が発症した場合は退去する場合がある。

 

民間企業の参入により、有料老人ホームの数は増えたが、サービスの質を維持するのに、

要介護者にとっては非常に高価なものになっています。

介護を望む人は多くいますが、経済的にゆとりがない人も多く、

なかなかサービスが活用できない人も多いと予想できます。

 

実際に私の曾祖母もすぐに入居できず、

しばらく家で面倒を見ていましたが、

勝手に家から出て近所を徘徊しておりとても苦労している様子でした。

介護の未来について

介護そして介護施設の現状はなかなか厳しいものかと思います。

サービスを利用するため、国からの補助を期待している人も多いと思いますが、

実際のところ国の財政はどのような状態なのでしょう?

ここでは国の財政という側面から介護について見ていきたいと思います。

現在日本の歳出はおよそ100兆円で、そのうちの34.5%を国債で賄っています。

国際は国の借金なので、国の家計簿は赤字で、借金を繰り返して食いつないでいます。

さらに支出のうち介護補助を含む社会保障費は33.7%と一番高い割合を占めています。

平成3年に比べて日本の歳出は27.4兆円増えているのですが、

そのうちの20.8兆円は社会保障費の増加により引き起こされています。

(ちなみに国債費は7.3兆円の増加、、、、)

介護費用は2025年には20兆円近くになる予想で、

これは2012年の2.3倍に相当します。

このように日本の財政は深刻な現状で、

高齢化に伴う介護費用の増加などでさらに悪化すると予想できます。

*財務省「日本の財政関係資料」

20代~30代の内からできる対策について

ここまで介護の現状と未来についてみてきました。

実際に介護に携わると肉体的にも精神的にも非常に過酷であると想像できます。

介護問題に対しては様々な対策が考えられますが、

個人的には要介護にならないようにするのが一番だと思います。

その方法について考えてみたいと思います。

介護のリスクを軽減

介護の原因のトップ3は認知症、脳卒中、老化による衰弱ということを見てきました。

認知症の原因は明らかになっていませんが、

脳卒中や衰退については生活習慣を見直すことでリスクを軽減できます。

例えば脳卒中は糖尿病や高血圧、高脂血症などが原因となります。

これらの病気による高血圧や血液の粘度が上がることで脳卒中の発生リスクが高まります。

血液の粘度は食事の見直しにより改善できる可能性があります。

例えば、魚に含まれる魚油は血液の粘度を下げて血流をサラサラにする効果が期待できます。

 

また老化による衰弱に関しては、年齢とともに筋肉量が減少することが一因として挙げられます。

加齢による筋肉の減少は若いころから筋肉量を増やしたり、

運動の習慣を付けることでスピードを緩めることが出来ます。

 

理想的には上記のような内容になるのですが、

実際に自分で行う、もしくは親の生活習慣を見直すのはすんなりいかないと思います。

私も親に対して食事はこうしたほうがいいよとか、

運動したほうがいいよといったことを伝えましたが

あまり効果がありませんでした。

 

不健康な人ほど健康への関心が低く、行動を起こしにくいと思います。

太っていない人のほうがダイエットに対する意識が高いのと似てます。

太っている人はダイエット意識が低いから太ります。

 

ちなみに、肥満は多くの生活習慣病の原因となっていますので注意が必要です。

私も昔はストレスがたまると食べて解消していたので、すぐ太っていましたが、

最近ではジムに通うようになり、少しずつ体質も改善できました。

 

少し話がそれましたが、私は親の生活習慣改善に対して下記のことを試してみました。

1自分以外の人から伝えてもらう

私の場合母親には話がしやすかったのですが、

父親に意見が通りにくかったので、妹から伝えてもらうことも試しました。

このように直接言って厳しいときは人づてで伝えてもらうのも効果的です。

なんとなくですが、娘→父親、息子→母親のパターンは相性が良いように感じます。

2ボディタッチを増やす

たんなるボディタッチというより腕や肩のマッサージ等を行いました。

これはお願いの一環というより、親孝行に近いように感じます。

いろいろな種類がある親孝行の中でボディタッチを取り上げた理由は、

なんとなくボディタッチがあったほうが真心を感じ、感謝が伝わるように感じたからです。

3一緒に運動する

これが一番やりやすかったです。

「運動は体によい」

というのは多くの人が知っています。

それにも関わらず実践できないのは一人でやろうとするからです。

私は今親元を離れてますが、実家に帰ったときには一緒にバドミントンをしたりしますし、

休みの日には妹と外に出て過ごすことが多いようです。

 

介護のリスクについて自分の親に対してしたことを書いてきましたが、

将来的には自分も介護の対象となる可能性がありますので、

自分自身も筋トレや生活習慣の見直しは実践していくこともオススメできます。

ちなみに私も一人で筋トレをしていた時は全く続きませんでしたが、

友人と一緒にやるようになって継続することが出来ました。

一緒に筋トレする人も募集してます笑

まとめ

介護問題について現状とこれからについて簡単にまとめてみました。

介護問題に対してできることですが、

「体が資本」とはよく言われますが、

今後100年以上生きる世の中になったとき、

それに応じて働く期間も伸び、これまで以上に

健康であることが重要になってきます。

まずは漫画や本を読んで、日本経済の現状とこれからを学ぶことで、

明確

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